堀北真希主演「ジャンヌ・ダルク」を観て来ました。
全く情報をいれずに観に行ったのだけど、とても良かったです。
何と言っても初舞台・初主演とは思えない堀北真希の演技。
初舞台の人ってどうしても舞台向けの発声に慣れてないので声が通らなかったりするんだけど、全編通して台詞が聞き取りやすかった。
滑舌がおかしいところもあったけど発声に関しては全く問題なかった。
神の声にしたがってフランスを救おうと勇敢に立ち向かう凛とした姿や、神の声が聞こえなくなった不安や苦悩などを良く表現できてたと思います。
正直ここまで出来ると思ってなかったなー。
脚本が新感線の中島かずきさんだったんだけど、題材的にもSHIROHを彷彿とさせるところがちょいちょいあった。
ジャンヌにしか見えない幻の少年を登場させてるところなんかは特に通じるところがあったと思う。
伊藤英明は正直棒読みだし上手いかと言われたらあまり役に合ってない感じはしたけど、シャルル7世はヘタレ陛下なので、あの棒読みがある意味弱々しさを出す味になってたと思う。
ジャンヌとシャルル7世の関係って初めて聞いたけど、あれはオリジナルの設定だよね?
ちょっとびっくりした。
舞台は至ってシンプルに大きな板に奈落が2つ開いてるんだけど、奈落の中に階段を設置してそこから人が出入りできるようになってたり、板を昇降させて城壁を表現したりする面白い仕組みになってた。
兵隊役の人がえらい多いなーと思ってたんだけど、東京・大阪あわせて100人のエキストラを使ってたんだとか。
舞台から溢れんばかりの人数での戦闘シーンはかなりの迫力でした。
今年最後に良い観劇が出来ました。
来年は何本の舞台が見れるかしら。
とりあえず時計じかけのオレンジにチケットがまだ手に入ってないのでどうにかしたい。
PR