うーーーん何から書こう。
まず冒頭で物が語るから物語、これはとある本丸のお話ですみたいな注釈が流れるんだけどド頭でとある本丸ってはっきりと言ったのは良かったと思うね。
花丸・活撃・刀ステ・刀ミュと色々あるけどそのどれとも違う、観客(プレイヤー)の本丸とも違うものってはっきり明言するのって大事だと思うんだよね。
乱暴な言い方すると何が起きてもこれは自分の本丸じゃなくてよその本丸の話なんだって思えるだろうし(さすがに刀剣破壊とかは無理だろうしそれでなくともそうと思えない人もいるだろうけど)
それでいてまだはっきりしない時間遡行軍とは？そもそも歴史修正主義者って？みたいなところの考察を広げる要素もいれてあったと思う。
考察の一つに時間遡行軍は刀剣男士の成れの果てっていうのがあるんだけど今回の映画では刀剣が過去にわたる時に桜吹雪が巻き起こるのに対して遡行軍が屠られる時に肉体が朽ち果てた花びらのようなものになって霧散するのね。
やっぱり時間遡行軍は刀剣男子の成れの果てなのか？そうするとそれを率いている歴史修正主義者は元審神者？っていう考察が広がるわけですよ。
あくまで映画での表現だからこれで確定というわけではないけど私の中ではだいぶ信ぴょう性が増したかなと思ってる。
遡行軍が喋ったのもなかなかの衝撃だったな･･･意思なんてない歴史修正主義者に操られてるだけの存在だと思ってたし。まあこれも映画の進行的に必要なことって言われたらそれまでなんだけども。
刀剣のメディアミックスはアニメ両方とステ初演、ミュ初演とみほとせを視聴済みなんだけど不動はだいたいにおいて信長への尊敬が強すぎて今の主よりも過去の主である信長を助けたいみたいな描写が多かったんだけど映画の不動は信長を助けたいと心では思っててもそれだと歴史を守れないからぐっと堪えるというか刀剣男士としての職務を全うしてるなーと思った。顕現したての不動じゃなくて特までいってる不動に違いない多分。
私は歴史には詳しくないんで信長が実は安土城で自害しましたっていう説がある？のか？？わからないけどとにかくそういう展開になるとは思ってなくてははーと思った。
色々伏線とかはってあったと思うんだけど最終的に全部きれいに回収しててさすが1年単位の特撮の脚本を手掛けるだけあるわ靖子にゃんと思った。
今回まさかの参戦だった山本耕史と八嶋智人でしがさすがの貫禄だった。
山本耕史は言わずもがななんだけど特にヤッシーね！
私のヤッシーのイメージってコメディ寄りなんだけどヤッシーの秀吉がほんとにすごかった。
信長の自害の報せを聞いて椅子から転がり落ちてわあわあ叫ぶあたりとかいつものヤッシーだなあって感じだったんだけど空を見上げて急に普通にもどる？のね。
めっちゃ切り替え早っ！！て感じだったしそのあともやっぱコメディ寄りの芝居だったんだけど温泉でのくだりでなんかあーめっちゃ秀吉ってなった。
天下を取れると思ってしまった、だから実は生きてた信長を殺して自分が天下を取るっていうあの感じ･･･あーこれはもう観てもらわないとわかんないな、とにかくゾクッとした。すごい。
老審神者と三日月について。
序盤からなんだか不穏な様子の老審神者と三日月だけどなんか他の刀剣たちとは違う絆があるのを感じた。
普通なら初期刀の立ち位置なんではないかなーと思うんだけど老審神者はおそらく若い時、下手したら幼少時から三日月を近侍にして見守られながら審神者やってたんだろうなーと思う。
近侍をもう降りるって言ったのは審神者がもう限界なのを知ってて自分が近侍として仕えるのは老審神者のみで次代の審神者の近侍にはなれない、と思ってたのかなーと。
老審神者に殉じるではないけど恐らくあそこで一人過去に残って敵を迎え撃ったのは自分はもうここで折れてもいいくらいに思ってた？
最後に次代の審神者である幼女審神者が出てくるけど近侍してるかはともかく(おそらくしてないだろうと思う)また守るものが増えたって思ってくれてよかったなー。
ハッとしたんだけど自分たちが守ってるのは過去の歴史だけじゃなくて未来の歴史でもある？みたいなくだりがあってずっと過去のことばっか考えてたけど過去を守るってことは未来の歴史を守ることにも繋がってるんだなーって思った。
でも三日月は審神者の交代の隙を狙って本丸が襲撃される可能性があるから誰にも言わなかったって言ってたけどなんの挨拶もなく審神者がいなくなるのは他の刀剣からしたら悲しいと思うよ･･･特に遠征に出てた刀たち。
審神者なんだけど映画の審神者はいかにも神職というかすごい奉られてる感あったなあ。
あの首から下げてたカラータイマーみたいなやつなに･･･あれを残して老審神者は消えちゃったけど亡くなったんだろうか･･･審神者としての能力が枯渇しただけで亡くなってないと思いたい･･･。
そのあと来たのが幼女審神者なわけだけど可愛いいいいいって思いつつこれって神様への供物っぽい･･･と思ってしまった。七つまでは神様の子どもっていうし･･･。
あらためて審神者ってなんなんだろうって思った。
不穏さはともかくとして幼女審神者と遊んでる刀剣たちはもうたまらんかったですね。
で、これ超特大ネタバレだと思うんだけど新刀剣とスペシャルサンクス他の刀剣ね！！びっくりしたね！！！！
無銘はてっきり薬研かと思ってたんだよね、刀を合わせたときに薬研が遡行軍としての気が弱い？みたいなこと言ってたし短刀だったし。
光秀を襲うところで刀身が映ったけど刀の知識ゼロだからさっぱりわからなかった。
倶利伽羅江は光秀由来の刀なんだってね。そんな刀に光秀にとどめを刺させようとするとか時間遡行軍め･･･。
それはともかくボンっと出てきて誰！！？？？なんか見たことある！！！あっ君はもしや土屋神葉くんでは！！？？？？ゲームも出るの！！？？？？出て！！！！！てなってそこから興奮しっぱなしだったよ･･･ヒィヒィ呻きながら見てたわ。大丈夫声は出てない。
他の刀剣まで出るとは思わなかったけど幼女審神者をお披露目するのに8振りだけじゃさびしいもんな。
あとなんだっけ･･･なんか色々あったんだけど刀剣のキャストはみんなさすがの立ち回りだったしナレーションの大塚さんもすごいよかったしほんといい実写映画化だった･･･。
ラストにサブタイトルの継承って出るのがすごくよかったな。
田舎で入荷数少なかったのかパンフが売り切れてたのが悔やまれる･･･でもムック本のほうに神葉くんのインタビューが載ってるらしいので明日買おうと思う。
あ、そうだ最後の立ち回りのところの映像の切り替えがすごいかっこよかった。
アクションとかチャンバラ好きな人にも観てほしいなー。
もし2回目観れて気づくことがあったらまた感想書きたい。
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