面白かったー!
田口がビックリするほどダメ医者だったのには驚いたけど(よく医師免許取れたな)堺雅人演じる成海先生がもう素晴らしくて。
というか堺雅人が素晴らしいの一言に尽きる。
ああいうのシニカルって言うのかな、皮肉屋っぽくて人命を助けることにしか興味が無い漢字で。
医療メーカーとの癒着も有事の時の為に大量の医療器具を購入する為で、誰よりも救急医療の未来を考えてる人。
最近たらい回しとかの報道が多いから、凄くタイムリーな内容だった。
今回は殺人とか起きないのかと思ったら、医療メーカーの正名僕蔵が死んでました。
原作には無いエピソードらしいので、いらないエピソードと言えばそうなんだけど、犯人が林泰文であまり見ない感じの善悪の判断がずれた感じの人を演じてたので結構新鮮でした。
普段はどっちかってーと殺される方の役割だもんな、あの人。
林泰文の殺人のきっかけを作ってしまった上司をやってたのが高島弟だったんだけど、あの人もただのいい人な役ばっかだったけど、トリックのゲストやってからねっとりした感じの嫌な人をやる機会が増えたよね。
なんかあんまり映画の内容の感想書いてないけど、とにかくもう堺雅人が素晴らしすぎて。
あの華奢な体つきに白衣がよく似合ってるし、白衣から覗く首筋が美しいのなんのって。
そしてなんといってもチュッパチャプス!たまらんなんてもんじゃないよコレ。
ジェネラル・ルージュの本当の由来がラスト辺りで明かされるんだけど、その時の堺雅人の色っぽさも凄い。
この由来に関しては実際に見て欲しいので伏せておきます。
ラストで羽田美智子に「寒いところは苦手か?」って聞いて花束を払い落として手を握るところも良かったー。
はっきり「着いて来い」って言わなかったり、単純に抱きしめたりするよりもずっと良かった。
この映画の主役って竹内結子と阿部寛のはずなのにあまり印象に残ってないのよ。それくらい良かった。
阿部寛はこういうエキセントリックな役が本当にはまるよなぁ。
ただ、ラストのおちは・・・あれはどうかなぁ。
折角感動的に終わりそうだったのにあれはなぁ。ちょっと蛇足だったと思います。
そういえばCMでずっとなんか若い男前な子がいるなぁって思ってたんだけど、めぞん一刻のオーディションでデビューした子でした。
あれ以外で見たこと無かったから仕事無いのか可哀想にと思ってたんだけど、結構芝居も出来てるしこれからもっと色んな仕事来たらいいなーって思った。
とにかく堺雅人好きは劇場の大スクリーンで見ることをお勧めします。
ほんとたまらん。
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