まず簡単な粗筋。
ラグビー選手の幸一が家に帰ってくると、そこには23年前に亡くなったはずの母親がそのままの姿で待っていた。
母親とそっくりとは言え、どう見ても自分よりも年下の女性が亡くなった母だとは中々信じられない幸一だが、母が亡くなってからの23年間を語る内にその女性が自分の母親だと信じていく。
しかし、ふとしたきっかけで口論となった二人の元に一本の奇妙な電話が・・・・。
粗筋をまとめるのって難しいわー。
さてネタバレ感想です。
まさか、主人公である幸一が仮死状態で魂だけ家に帰ってきているとは想像もしませんでした。
それでお母さんとも話せるし触ることもできてたんですねー。
自分はずっと孤独だと思い込んでいた(というか意図的にそうなろうとした)男がそうではなかったと気付く話、ですかね。
なんかでも分かる気がします。
どんなに大切で大好きでもいなくなってしまうなら最初から一人でいた方が悲しまなくて済むっていう思考回路。
自分も私はずっと一人だぜとか思って生きてるクチなんで(現在進行形なところがキツイ)
ほんとは分かってるんですよ、一人で生きてきたなんて有り得ないってことは。
幸一も多分そうだったと思う。本当に一人になるのが怖いからそういう風に考えて自己防衛しようとするっていうか。
芝居は自分が一人ではなかったと気付いた幸一が、お母さんが作ってくれた懐かしいおじやを食べながら、お母さんと別れるシーンで終わります。
つまりまだ病院にある自分の体に戻ってないので、この先幸一がどうなったかは分からないわけです。
多分、相当辛い現実が待ってるだろうけど一人ではないと気付いたんだから何とかなるでしょう、きっと。
けど後日談的なものはちょっと欲しかったかも。
全体的な感想としては、席の位置とか劇場の作りのせいかもしれないけど、妙に声が反響してセリフが聞き取れない事が多々ありました。
滑舌がどうこうっていう問題でもない気がするなー、これ。
あと、おじやはダミーかと思ってたんだけど、どうも本物が入ってたっぽい。
お母さんはポテチは食うわ魚肉ソーセージは食うわで、この芝居食べてるシーンが多かった。
アンコールでさつきさんは「お腹いっぱいです」って言ってたわ。
そしてこれはどうしても語らねばなるまい。
ビデオで見た「サンタクロースが歌ってくれた」のハナさんを見て以来、大好きになった前田綾さん。
いつか綾さんが出てる舞台を生で見よう!と心に誓ってから幾星霜。
ついに!
ついに綾さんが!綾さんが目の前に!!
もしもこれが声優イベントだったら間違いなく叫んでた・・・・・思いっきり名前叫んでた・・・・・つうか本気で叫びそうになった<あぶねぇ
綾さんが出てきた瞬間からテンションがグン上がりですよ。
綾さんが目の前で踊ってる!動いてる!喋ってる!!あー可愛い!あー綺麗!あーほんとに大きい!!え、もう終わり!?ギャー!!!!みたいな。
泣きそうになりました、本気で・・・・。私キャラメルの舞台は冒頭のダンスシーンでいっつも泣きそうになるけどさ。
もうこれで思い残す事は・・・・・・・いや出来れば綾さんと細見さんの夫婦共演が見たいけども、でもまぁ思い残す事はないっすわ。
思うに今年どう考えても杉田くん運というか声優イベント全体のチケット運が無いのはキャラメルで運を消費したからではないんだろうか。あな恐ろしや。
もう贅沢言わないからSHコンサートまでは持ってくれ私のチケット運。
そんなこんなで次の観劇は再来週の「かもめ」です。
真面目なお話っぽいんでうっかり寝ないように気をつけないとー。
上川さんの蜷川演出の舞台・・・・・・どうやら東京公演のみのようですorz
PR