初ナイロンです。
正確にはNHKの芸術劇場でやってたフローズンビーチを見たことがあるんですけど、あれは生じゃないからまた別ですよね。
まさかの3時間15分という長いお芝居で(てっきり2時間くらいかと思ってた)集中力続くかと心配したけど、そんなの杞憂でした。
シリアスとギャグの分量が丁度いい感じで、体感時間は2時間くらいでしたよ。
前情報を全然仕入れずにいったんでどんな話か全く分からなかったんだけど、小説家を父に持つ三姉妹を主軸にした家族の話でした。
でも根底にあったテーマは不安だったのかなぁ、と。
「わが闇」というタイトルは長女で作家の立子の代表作のタイトルだったんですけど、闇ってのは多分自分の中にあるどうしようもない不安を表してたのかなぁと見た後に思ったり。
そう、立子はお父さんに愛されていないと思ってたり、次女・艶子は人間性最悪な夫の寅夫との関係で悩んでて、三女・類子はマイナーな女優で不倫が原因で仕事をすっぽかして実家に舞い戻って酒浸りだったりと結構暗い話だったんですけど、それでも最後は偶然発見したお父さんのそれぞれに宛てた遺書を読んで何かしら解放された感じで終わったんで、結構希望はある感じです。
で、内容はとても面白かったんだけど、艶子の夫の寅夫が有り得ないほどキャラ付けがうちの父親そっくりで途中「もう勘弁してくれ・・・」と少しげんなりした。
いや、こんなの個人の勝手な都合なんですけどね。
あと映画プロデューサーの飛石って女が凄い嫌な関西弁の女でこれも腹が立った。
寅夫にしても飛石にしてもこんなに腹立たしい気持ちになるのもやっぱ演者さんが突き抜けてるからだろうなーと思って、改めて役者って凄いと思った。
あ、ちなみに喜安さんはチョイ役だったのであまり語るところが無いんだけど、二役やったうちの飛石のパートナーの時はなんか日サロで焼いたみたいな感じになってて、それがガレッジセールの川ちゃんみたいになってました。
とにかく新年一発目にとても良いお芝居を見れました。
次の観劇は未定だったんですけど、神様が現れまして諦めていたIZOのチケットを譲って頂けました。
なので来月はIZOを見に行きます。
その頃には夏の「五右衛門ロック」の詳細が出てるだろうか。大阪公演の期間中に月曜が1回しか無いんで多分無理な気がします。
劇場でもらったチラシにウーマン・イン・ブラックのチラシが入ってたんだけど、月曜が無かったんで見に行けねぇorz
上川さんの二人芝居で初演の頃からずーっと見たいと思ってるのに、いつも都合が合わない。
なんかもうここまで来ると永遠に見れない気がするわい。
そういえばそのチラシの中に遙かの舞台のチラシも入ってたけど、一枚だけ雰囲気が異様で何故かちょっと恥ずかしくなったり。
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